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『お花のある暮らし』スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.3

こんにちは。LUVONICALの堂本です。

vol.2『おうちに飾ってみる』では、お花を生けて飾るところまでをご紹介しました。
今回は、おうちの中にお花がある日常のルーティンや私なりの楽しみ方について書いていきたいと思います。


このコラムでは、日常の中にお花を取り入れることを"ラボニカルな暮らし"として発信することで「お花をおうちに飾る」ということを、もっと身近に感じてもらえたらと思っております。

拙い文章ではありますが、vol.1・vol.2のコラムをまだお読みでない方はぜひそちらからも読んでみてくださいね。

<<『私のお花の選び方』スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.1>>

<<『おうちに飾ってみる』スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.2>>

 

 

それでは、vol.3『お花のある暮らし』スタートです。

 


《基本のルーティンは3ステップで》

 

1. 水替え

飾るお花の種類や季節を問わず、基本的にはお花を生けたあとは毎日花器の水を替えることをおすすめしています。

水を替える一番の目的は花器の中の水を清潔に保つこと。

なので、水をただ替えるだけではなく一度お花を抜いて花器の中を洗浄し、しっかりと洗剤を落としてから新しいお水を入れるのがベストです。
洗剤は、家庭で使用している食器洗剤で問題ないですよ。

お花を入れていると茎の切り口から雑菌が発生し、2〜3日するとお水にヌメリが出たり濁ったりしてきます。
特に梅雨〜夏の時期は、雑菌の繁殖が早いので気をつけてください。

水を清潔にしていないままだと、茎も腐食してきて弱ったり折れたりしてしまいます。
もし水を替えるときに茎自体にヌメリがあるようなら、流水で洗い流してくださいね。





 

2.切り戻し

また、水を替えるタイミングでお花の〈切り戻し〉も行います。
切り戻しとは、茎の先をカットして新しい切り口にすることです。

切り花には根がありません。根の代わりに茎の先からお水を吸い上げて生き生きと花を咲かせてくれています。
なので、茎の切り口の状態が悪いと上手く水を吸い上げられずに弱ってしまいます。

切り口を整える為なので、切る長さは数ミリ〜1cmほどでも十分です。
(もし茎が腐食していたら、その部分は切り落としてしまった方がいいと思います。)

切ったらすぐに清潔な水につけましょう。
お水の量については、基本的には花器の半分より少し下〜半分くらいがいいかと思います。
ただ、お花の品種によって多い方がいい場合や少ない方がいい場合がありますのでお花を選んだらその都度スタッフに聞いてみてくださいね。

 

3.メンテナンス

お花を花器に入れたら状態をチェックし、枯れてしまった葉や花・花びらを取り除いたりしてメンテナンスしていきます。

 


ここまでが「水替え〜切り戻し〜メンテナンス」の基本ルーティンの3ステップです。

文章にするとすごく大がかりに感じてしまいますが、慣れるとスピードもあがりますしお花を直接愛でる時間でもあるので楽しくなってきます。

お花を長く楽しむためにも、ぜひやってみてくださいね。



《短くなっていくお花に合わせて花器も入れ替えてみる》

毎日切り戻しをしていくので、お花の丈がだんだんと短くなっていきます。
それに合わせて花器を替えることでまた違った雰囲気で飾ることができます。

 


低めの花器をお持ちでない場合は、コップや小瓶などでも代用が可能です。
私も花器をたくさん持っているわけではないので実際にグラスに生けて楽しんでいます。

 

 

茎が短くなるとお花の見える角度も変わってくるので、食器棚の少し高い位置に置いてみたりと置き場所を変えたりしてみてもいいですね。
新たな可愛いポイントが見つかるかもしれません。




《子供にも触れさせてみる》

まだまだ息子は小さいのでなにごともそこまで深く理解はしていないと思うのですが、せっかくなら色んなことを体験させてあげたいなと思っています。

今回は水替えと切り戻しをあえて息子の手にも届くところでやってみました。

やっぱり近づいてきて恐る恐る落ちた花を触って「なんだこれ」って顔をしながら、作業が終わるまで遊んでいました。

 


持って帰ってきてすぐのお花だと折られたりしてしまったらショックなので・・・(笑)
私は切り戻していくうちに短くなったものや落ちてしまった花首などを息子に触らせるようにしています。

植物に触れることで少しでもなにかを感じてもらえていたらいいなぁと思います。



《日々変化していく姿を楽しむ》

今回選んだお花は咲いていく姿やドライになっていく姿が楽しめるものもセレクトしていました。

購入時にはほとんど蕾だった《グラジオラス》は綺麗に花が開きました。
ただ咲くにつれて重みに負けてしまい、途中で折れてしまったので半分はそのまま花器に、短い方はグラスに生けてみました。





おかげで上から見る姿もかわいいことに気づくことができました。


あと、今回飾っていたお花の変化で一番驚いたのが、《ダリア》の脇についていた小さな蕾が花開いたことです。

 


こういった脇についている蕾はお花の品種によって咲いてくるものと咲かずに蕾のままで終わるものがあり、ダリアの脇の小さな蕾に関しては小さいうちに収穫されるので咲かないことの方が多いのですが、
ある程度飾った後に花と蕾を切り離して生けていたのがよかったのか・・・?

日に日に花びらが開いてきたのです。

その生命力の強さと開いてくる花びらの健気さにキュンと来て写真をたくさん撮ってしまいました。

 



ちなみに蕾の状態で購入し、おうちに持ち帰った後で咲いていく姿が楽しめるお花は
私も選んだ《グラジオラス》の他に、《ユリ》などもおすすめですよ。



以上が、私の『お花のある暮らし』でした。

今回はお花を飾ることで増えるルーティンもあるけれど、そういった手間ひまも含めた私なりの楽しみ方を書いてみました。
少しでも皆様の参考になりますと幸いです。

 

また、お店に直接きてお花や花器をご購入いただくのが難しい方は、ぜひONLINE STOREをご利用ください。

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皆様もお気に入りの花器と季節のお花で「お花のある暮らし」をはじめてみませんか。

 

 

次回のスタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.4『最後まで楽しむ』 では、今回のテーマより進んだ先の楽しみ方をご紹介できたらと思っています。


そしていよいよ次回が最終回となります。楽しみにお待ちくださいね。