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『最後まで楽しむ』スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.4
こんにちは。LUVONICALの堂本です。
今回は、前回の『お花のある暮らし』から少し進んで最後の最後までお花を楽しむ方法をご紹介していきます。
このコラムでは、日常の中にお花を取り入れることを"ラボニカルな暮らし"として発信することで「お花をおうちに飾る」ということを、もっと身近に感じてもらえたらと思っております。
拙い文章ではありますが、前回までのコラムをまだお読みでない方はぜひ順番に読んでみてくださいね。
<<『私のお花の選び方』スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.1 >>
<<『おうちに飾ってみる』スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.2 >>
<<『お花のある暮らし』スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" vol.3 >>
vol.4は『最後まで楽しむ』です。
《花首はグラスに浮かべる》
飾っているうちに落ちてしまった花首や、切り戻しの際に やむをえず下の方で咲いている花を切り落としたときは
グラスに浮かべて飾ったりしています。
花器に生けるのとはまた違った雰囲気で可愛いですよ。
ちなみに〈ミディファレノ〉の花首は水につけていなくてもかなり長持ちするので、花器の横にそっと置いたり小物入れに入れて玄関に飾ったりもできます。
《ドライフラワー》
こちらは定番かつ人気ですよね。
ドライフラワーの状態で販売もされていますが、私のおすすめは生花からドライフラワーになっていく様を楽しむことです。
日々変化していくおもしろさだったり、新しい可愛さを発見できたり。
生花の姿を知っていてからその後にドライフラワーの姿を見ることで、より愛着が湧いたりします。
私は好奇心が強いタイプなのでドライフラワーに向くか向かないかはわからないけど、一回乾かしてみよう!とドライフラワーにしてみたら意外と可愛かったケースをいくつも経験しています。
もちろん反対にダメだったケースもたくさんあります。
綺麗にドライフラワーになっても、朽ちてしまっても「そのお花の姿を最後まで見届ける」という意味では、結果はどちらにせよ楽しめると思います。
ドライフラワーにする方法ですが、お花が弱ってきたなぁと思ったら水から離し逆さにして吊るします。
逆さにする理由は、重力により垂れてそのまま乾いてしまわないようにするためです。
(初めからドライフラワーにしたいという目的であれば、弱る前に吊るす方が仕上がりが綺麗になります。)
吊るし方などを聞かれることがありますが、特に決まりはありません。
私は茎の先端に輪ゴムを巻いてS字フックなどでカーテンレールや棚にひっかけて乾燥させています。
麻紐などで巻く場合も先に輪ゴムを巻くのをおすすめします。
吊るしている間に水分が抜けて生花の状態の時より茎が細くなるので、紐から抜け落ちてしまうのを防ぐためです。
吊るす場所は湿気が少なく直射日光の当たらない場所が適していると思います。
また、茎がしっかりしているお花などは水を抜いた花器に挿しているだけで綺麗にドライフラワーになったりもします。
今回私が選んでいた〈クレマチスシード〉もある程度飾ったのちに、水を抜いた一輪挿しに挿してドライフラワーにしてみました。
こんなにモジャモジャふわふわになりました♪可愛いです。
ドライフラワーにしたお花を使ってスワッグやリースを作ってみてもいいですね。
私もお気に入りのドライフラワーをまとめたり、リースを作って壁に飾っています。
ドライフラワーは崩れやすいので飾る場所は高い位置で当たりにくい場所がおすすめです。
また、カビやすいので湿気の多い場所に飾るのは避けた方が無難です。
《押し花》
ドライフラワーとはまた違った姿でお花を残しておける方法のひとつが押し花です。
私は弱ってきたお花や花びらが透けてきてそろそろ散ってしまうのかな?というお花、
切り戻しの際にカットしたお花などから押し花にしています。
自宅で気軽に押し花にするときは、ティッシュペーパーの上にお花を置いて上からまたティッシュペーパーを被せ、本などに挟み上から重石を乗せます。
(エンボス加工がされていなければキッチンペーパーでも可能です。)
私のおうちでは図鑑に挟んで無水調理鍋を上から乗せています(笑)
忘れた頃に開いてみると可愛い押し花が仕上がっていてなんだか嬉しくなりますよ。
かびてしまうこともあるので、保管場所は湿気の少ない場所がいいと思います。
電子レンジやシリカゲルなどの乾燥剤を使うとより綺麗に素早く押し花を作ることもできます。
綺麗に仕上がった押し花はフレームに入れて飾ったり、お手紙に添えてもいいですね。
ちなみに、押し花にしやすいお花は今回使用した〈コスモス〉などの比較的花びらが薄いものや〈スターチス 〉などの乾きやすいお花。
また、春の時期に出回りの多い〈スイートピー〉なども綺麗に仕上がりますよ。
余談ですが、一時期 押し花の可愛さに夢中になって色んなお花で押し花を試していたので
他のスタッフから「押し花工場長」と呼ばれていたこともあります(笑)
意外と簡単にできるので、皆様もぜひ試してみてくださいね。
《限られた瞬間だからこそ美しいお花たち》
毎日の水替えルーティンや華やかに咲き誇ってくれている姿を楽しんだら、
そのあとにやってくるのは枯れてしまったり弱ってしまったりです。
そういったお花を今回ご紹介した方法などで生花の時とは別の楽しみ方をすることもできますが、
気に入っていたお花だったり毎日見るたびに愛着が湧いていたりするので、枯れたり弱ったりするのが悲しいなと思うかもしれません。
でも、限られた瞬間を全力で咲き誇ってくれているからこそ美しく感じるのだとも思います。
最後まで楽しみ尽くして、さよならする時には
「楽しませてくれてありがとう」と思えるように、綺麗な瞬間を大切にできるといいですね。
以上、『最後まで楽しむ』でした。
これまでの全4回に渡る、スタッフ堂本の"ラボニカルな暮らし" はいかがでしたでしょうか。
あくまでも私の主観ではありますが、皆様の参考になりましたら幸いです。
このコラムを通してお花に少しでも興味を持っていただいたり、おうちに飾ってみようかなと思う方がもっともっと増えると嬉しいです。
お花を飾るということは おうちを華やかにしてくれたり癒されるのはもちろん、「お花」という生き物に触れることで暮らしに豊かさが生まれる気がします。
そういった「お花のある暮らし」が私の目指す"ラボニカルな暮らし"です。
そして、それぞれのお花やおうちによってまったく違った"ラボニカルな暮らし"の物語が生まれると思うので
それをみんなで共有できたらより楽しいのではないかと思い、ハッシュタグにしてみました。
私もおうちでお花を飾ったときやお花にまつわる楽しい出来事があったときにこのハッシュタグをつけてInstagramで発信しています。
ハッシュタグ『#ラボニカルな暮らし』をつけて投稿していただいた方はLUVONICALのInstagramにてシェアさせていただきます。
(公開アカウントの方のみとなります。)
皆様がどんな"ラボニカルな暮らし"をされているのか、よろしければ教えてください。
ご参加をお待ちしております。
直接お店に来てお花や花器をご購入いただくのが難しい方は ぜひONLINE STOREをご利用くださいね。
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最後になりますが、私の拙いコラムを読んでいただきありがとうございました。
今後ともLUVONICALをどうぞよろしくお願いいたします。